“5つの”グルテンのラテン語名とは?

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8月 30 2016

“5つの”グルテンのラテン語名とは?

グルテンはかなりトリッキーなたんぱく質である。確かにあなたがグルテンフリーの生活を送っていて、あるラベルを見たときに、小麦、大麦またはライ麦と記されているなら、原料に食べられないものがあると思い込むだろう。

しかしグルテンは、はっきり“グルテン”と書かれているわけではなく、その代わりに違う名前で書かれているので、身体が反応を起こしてしまうまで、自分が何を食べたのかもしくは何を塗ったのかわからないだろう。実のところ時々、私たちを混乱させるために言語さえ変えてしまうことがある。それではここに5つのグルテンのラテン語名を例としてあげてみましょう。

 

1. Triticum Vulgare(トリチカム ウルガレ)

この良く知られた小麦または小麦胚芽油は、ビタミンEを多く含むことからスキンケア用品の中によく見られる。もしあなたがグルテンに対して敏感であるならば、吹き出物に覆われてしまうだろう。もし、あなたの皮膚の状態が悪く、この原材料をマッサージオイルの中から見つけたのであれば、グルテンが含まれていないクリームに変えるよいタイミングだといえるだろう。

 

2. Triticale(ライ小麦)

このライ麦と小麦のブレンドは、つい最近商品作物となってきている。これは主に家畜の飼料として扱われていたが、このライ小麦がシリアルの原材料としてラベルに記されているとしても驚いてはいけない。またさらに、もしサブウェイサンドイッチのサンドイッチを食べるとき、ナイン・グレインのパンを選ぶなら(もうすでに小麦を控えているのであれば、食べない方がよいだろう)、このライ小麦を食べていることになる。

 

3. Hordeum Vulgare(オオムギ)

この複雑な名前は、大麦という大きな穀物のただの偽装といえる。次のような用語と共に探してみるとよい。抽出物、粉、絞り汁、葉汁、パウダー、根エキス、種子抽出物などである。もっとも普及している大麦であるモルトはビールに使われている。「若さを取り戻そう」というようなうたい文句で売られているような水和性フェイシャルクリームには、この根エキスが含まれているので、気をつけなければいけない。

 

4. Triticum Spelta(スペルトコムギ)

あなたは、これを単にスペルトコムギだと思ったかもしれない。粉としてまたは実として売られているこのスペルトコムギは、パンを作るための穀物として一番最初に知られたものの一つである。現在ではビスケットやクラッカーの中にも含まれている。

グルテンに耐えることができない人々もスペルトコムギは食べることができるといわれてきた。その理由の一つとして、グルテンたんぱく質が速く分解されることがあげられるかもしれない。あなたのグルテンフリーダイエットにスペルトコムギを入れるかどうかを、あなた、あるいは行き着けの医者が決めるまでは、これは小麦としてみなしたほうがよいだろう。

 

5. Secale Cereale(ライムギ)

この穀物としての植物は、たいていライムギとして言及されている。ウイスキー、ウォッカ、ビールそしてノンアルコールビールの中に含まれている。どちらかというと小麦よりもグルテンの含有量は低いが、セリアック病にかかっている人は摂取しないよう指示されている。

この原料は化粧品の中にも含まれていて、普通は種子抽出物あるいは種子の粉末として出回っている。メーカーがある特定の化粧品の中に小麦が含まれていないと言っているとしても、それはライムギも含まれていないということを保証するものではない。